近年、物理キー廃止の動きが各スマホメーカで目立ちます。
AppleのiPhoneも例外ではありません。
iPhone7,8(7Plus,8Plusも同様)はシリーズ最後のホームボタン搭載のiPhoneです。
このシリーズ最後のホームボタンには1つだけ致命的欠陥がございます。
それはホームボタンが壊れると起動が出来なくなりループに陥ってしまうことです。
今回はその原因と解決方法を見ていきましょう。
リンゴループの原因はiPhone個体識別チップ搭載が理由?
このiPhone7以降のホームボタンには各個体別に識別チップが搭載されていることが考えられます。
iOS起動時に各部品の認証を行い、端末を起動させているためパーツが破損すると認識が行えなくなり起動できなくなると思われます。
ホームボタンは真下にチップが搭載されているため、衝撃が加わり割れてしまうとそのチップまでもが破損してしまう仕組みです。
ちなみに7以前の5S,6,6P,6S,6SPはこのチップが搭載されていなためか、ループには陥りません。
なぜ、Appleがこんな仕様にしたのかは不明です。
ループ病になるとどんな症状が発生する?
では、ホームボタンが破損するとどんな症状が発生するのでしょうか?
起動しているときに落としてしまい、ホームボタンが効かなくなった時点では特に問題はありません。
ホームボタンは使えませんが。。。笑
その場合は設定からAssistiveTouchを起動させましょう!
で出すことが可能です!
しかし、一度シャットダウンして再度起動させようとするとリンゴループになってしまう可能性がございます。
(100%なるわけではございません。)
リンゴマークが点灯・消灯・点灯・消灯を繰り返します。
こうなると起動ができず、一切の操作が不能をなります。
落とした衝撃でホームボタンが割れているだけで効いていてもこの症状になる可能性もございます。
何かホームボタンに異常があった場合は慎重に操作しましょう!
リンゴループになってしまった場合の対処法とは
ホームボタンが破損をして、リンゴループになってしまった場合の対処法は残念ながらはありません。
ホームボタンの破損に気づいた場合、電源を落とす前(電源が切れる前に)バックアップを取りましょう!
電源を切ってしまった場合、無限ループになってしまうのでお気をつけて。
(稀にループしていても、数十分待てば起動した例はございます。しかし、ごく少数の症例ですのであまりあてにしないで下さい。)
iPhoneのホームボタンの割れを防ぐ方法
ホームボタンはガラスフィルムを貼っていても、やはり穴が空いているため意味がありません。
対策としては手帳型のケースに入れるか、ホームボタンのシールを貼るかです。
効果は薄いかもしれませんが、貼らないより貼った方が全然ましです。
いくつかおススメのシールをご紹介致しますので、ご参考までに見て頂ければと思います。
カラーバリエーションが多くあり、指紋認証等も問題なく働きます。
少しお値段が高いですが、品質は〇です。
こちらもカラーバリエーションが豊富でタッチIDも問題なく使用できます。
レビューも良く、しっかり使用できるものとなります。
このように対処方はいくつかありますが、やはり落下による割れはどうしても防げない時がございます。
ホームボタンをiPhoneX以降廃止したのは、ベゼルレスにしたかったのもあるとは思いますが、やはり物理キーはどうしても衝撃や経年劣化が加わってくると壊れてしまうものです。
いずれは全く物理ボタンを搭載しないiPhoneなどが出てくることが予想されます。
そうなるとこのような故障は格段に少なくなってくるでしょう。