全てのスマートフォンに搭載されてあるバッテリー。
スマホに搭載されているのはリチウムイオン電池と呼ばれるバッテリーです。
このバッテリーは平均的に2年が充放電の限度と呼ばれています。
それを超えて劣化したバッテリーを使用し続けた時に起こる出来事を見ていきましょう。
スマホのバッテリーの充電が1日1回以上になった
これはスマホを使用しているユーザーのほとんどの方が感じることだと思います。
大体、1年ほど使用したあたりからバッテリーの持ちが悪くなってきます。
体感的には元の容量から5%ほど劣化した所から減りが早く感じてきます。
容量が2000mAhのバッテリーなら100mAh程劣化した状態となります。
1日1回の充電で2年ほど使用年数が経過すればかなり減りが早くなってると感じてきます。
この時点では全体の85%程まで通常であれば劣化してきます。
新品購入時2000mAhあったバッテリー容量が2年後には1700mAhまで低下している計算です。
これも1日1回充電した場合で、ほとんどの方は1日複数回充電します。
そうなるとさらに劣化が加速し悪循環が始まります。
スマホのバッテリー寿命は端末のパフォーマンスに影響
劣化したバッテリーを使用し続けると次に起こる症状が急に電源が落ちたり、フリーズしたりなどスマホのパフォーマンスが低下していきます。
これは最大容量の低下とバッテリーの最大瞬時給電能力 (ピーク電力) が低下し安定して各部品に電力を供給できなくなることが原因です。
ある程度は電力を管理してるシステム側で制御・調整ができますが、一定のラインを超えるとシステム側で制御が出来なくなり、急なシャットダウンや再起動を繰り返すようになります。
この頃にはバッテリーの劣化が深刻な状態となり、充電も1日複数回必要になってくるので、モバイルバッテリーが必需品となってきます。
スマホのバッテリーが寿命を向かえた行く末は起動不可となる
再起動や急なシャットダウンが繰り返し起こった後、最後には全く起動が出来なくなります。
バッテリーが完全に破損、もしくはバッテリー内のコンピューターの破損が原因です。
もちろんバッテリーを交換すれば直る可能性は高いのですが、バッテリー劣化の環境下で使用された端末は電気的なショートを起こす可能性が高く、基板(本体)がショートしている可能性もございます。

そうなると修理は非常に難しくなるので、バッテリーが劣化してきた場合こまめなバックアップと交換できるようであれば交換した方が良いです。
Appleも2018年12月31日まで格安でバッテリーを交換できるサービスを行っております。
バッテリーの寿命を長持ちさせる方法
最後にバッテリーを長持ちさせる方法をご紹介。
バッテリーを充電しながらの使用は避ける
バッテリーが劣化してくるとついつい充電しながら使用してしまったりしますが、これはバッテリーやスマホによくありません。
充電しながら使用すると発熱が大きくなり、バッテリーの劣化に繋がります。
充電する時はスリープにしながらある程度充電されるまで待ちましょう!
純正の充電器以外からの充電は避ける
充電器にも様々なものが存在します。
格安の充電器などは電力管理が適当で、最悪バッテリーを破損させたり端末を破損させたりします。
もし、購入した充電器が純正でなかった場合は充電器が異常に発熱したり、スマホは発熱したりしないか確認しましょう。
そして、なるべく純正の充電器を購入して下さい!
性能の低い端末のアップデートは避けるべき?
定期的にくるソフトウェアのアップデート。
このソフトは基本的に最新機種に合わせてつくられます。
なので、世代が古い機種をアップデートすると負荷が大きくなりパフォーマンスが低下し、結果的にバッテリーの消耗が激しくなります。
アップデートをしないとアプリが対応していないとかですと、仕方ないですがそうでない場合は無暗なアップデートは避けましょう。
端末の寿命=バッテリー
だと私は思っております。
古い端末を大事に使うのも大切ですが、ある程度時期を見極めて機種変更をするのがベストな選択です!