【対処法】iPhoneでエラー14が出た時に絶対にしてはいけないこと

iPhoneの故障・修理

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iPhoneがリンゴループになってしまう症状として最も有名なエラーが「エラー14」です。

ひと昔前まではあまり聞かないエラー番号でしたが、ここ最近このエラー14でiPhoneがリンゴループになってしまう症状が増えています。

私も修理屋で働いていてこのエラー14で起動不可になったiPhoneがよく運び込まれてきます。

 

今回は「エラー14になった時の対処法」「絶対にしてはならないこと」を紹介していきます。

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iPhoneがエラー14でリンゴループになるのはなぜか?

iPhoneのエラー14は「内部のデータ容量(ストレージ)が一杯になると発生」します。

例えば、「アップデートをしてリンゴマークから進まなくなる」、「再起動をかけた時にリンゴマークから進まなくなる」ことが多く、これは内部ストレージが一杯であることで起動できるだけの容量が残っていなく発生します。

 

この状態になると正常に起動させることや内部データ(写真や動画、アプリデータ)の抽出が不可能となります。

エラー14が確認されるのはiOS13.5.1から

エラー14が確認されているのはiOS13.5.1からとなり、それ以前のバージョンでは発生が確認されていません。よって、このiOS13.5.1から何かしらのセキュリティー対策が取られたと考えられます。

対象機種はiPhone7〜最新機種までとなります。

恐らく、iPhone7以降の機種の殆どはiOS13.5.1までアップデートされていると思われるので、iPhone7以降の機種を持っている人は誰でもなる可能性があるということです。

エラー14は現状、復旧方法はありません

なんと現状このエラー14になってしまうと復旧する方法はありません。
パソコン経由で再度アップデートをしたり、再起動したりしても直ることはなくこのエラー14になるとiPhoneは実質、文鎮状態となります。

様々な復元ソフトを使用しても不可です

世の中にはこのエラー14が直せると謳っている修復ソフトが無料・有料問わずあります。
しかし、この世の中にあるどんなソフトを試してもこのエラー14を修復させることはできません。

 

世界的な技術者が集まっている中国広東省の電子市場にある、高度なiPhone修理技術を持った職人ですらこのエラー14からデータを残したまま修復することは不可能とされています。(2020/11現在)

エラー14が直せると謳っている有料修復ソフトや復旧業者に騙されないように注意してください。
データ復旧業者は修復不可でも数十万円を請求してくるような悪質業者が非常に多いです。

「エラー14をデータを残したまま直せる」と言われた場合は嘘だと思いましょう。

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データが必要な方はそのまま放置

内部のデータがどうしても必要な場合は、そのままiPhoneを何も触らずに復旧方法が見つかるまで放置しておきましょう。

今後、データ復旧の技術が発展し解決する方法が見つかるかもしれません。

現在、世界的にAppleに対してこのエラー14を出さないようにするように要請を出している団体もあります。もしかするとiOSのアップデートでこのエラー14が今後、解決することもあるかもしれません。

エラー14のたった1つ対処法と予防策とは?

エラー14に対するたった1つの対策とならないための予防策を紹介します。

本体を初期化

エラー14は本体のストレージがいっぱいであることで発生しますと書きましたが、データを維持したまま起動させることはできませんが、初期化すれば全てのデータは失いますが、またiPhoneを復活させることができます。

 

起動ができないとiPhoneは単体で初期化することはできないため、パソコン経由で復元をしましょう。

パソコンでiTunesにiPhoneを繋ぎ、認識されれば「アップデート」もしくは「復元」を選ぶ箇所があるので、「復元」を選びましょう。

MacであればMac OSによって違うのですが、最新のBig SurだとiPhoneをパソコンに繋ぎ「Finder」から復元が可能です。

復元に関しての注意事項としては「Apple IDとPass」が分からないと新しくiPhoneを始めることができません。

これが分からないとアクティベーションロックを解除できないため、注意が必要です。

エラー14にならないための予防策

エラー14はiPhoneのストレージ不足による問題なので、ストレージはある程度余裕を持つようにしましょう。

最低でも容量の10%は確保、可能であれば20%程は確保しましょう。

64GBのiPhoneであれば6GB〜12GBは確保した方がいいです。
5GBを切ってくると注意が必要です。

 

iPhoneのストレージの大部分を閉めるのが、写真や動画です。写真や動画はiCloudもしくはGoogleフォトへアップロードして本体から削除することをオススメします。

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ストレージに余裕を持っていけば、エラー14でリンゴループになることはありません。

まとめ

エラー14はiPhoneの故障の中でもトップクラスに致命的な故障です。

復旧させることはできませんし、内部のデータは全て見ることができません。
なので、日頃からバックアップをこまめに取って、最悪データだけでも維持できるようにしましょう。

そして、ストレージには余裕を持ってiPhoneを使用していくようにすればこのエラーにはならないので、今後iPhoneを使用する人は今回の記事を是非参考にしてみてください!