【経験談】スマホは防水性能があっても水没します【お風呂は注意】

スマホの水没・対処法

防水性能がある端末を購入して

「これで安心してお風呂でスマホが使える~!!」

って思っている方

実はこれ結構危険な行為なんですよね。

 

私はスマホの修理屋で働いていますが、「急に画面が映らなくなり電源が入らなくなった…」

と持って来られる方がいます。

中を開けてみると防水性能がある端末にも関わらず、水没しているのです。

これはなぜなのでしょうか?

 

今回は「防水性能があってもスマホをお風呂で使うのが危険な理由」について見ていきましょう!

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お風呂で使えるスマホの防水性能の基準

防水性能はIPX〇(←数字)という等級で決まります。

水が大量に掛かっても大丈夫なのはIPX6~8です。

(IPXの”X”の部分は防塵性能の等級も入ります。防水性能だけでなく防塵性能もある場合はそこに数字が入ります。IP68など。)

等級の基準としては

IPX6:あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない。
IPX7:一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない。
IPX8:継続的に水没しても内部に浸水することがない。

現在、数字の8が最も防水性能が高いとされています。

 

iPhoneで言えば、iPhone7~iPhoneXは防塵・防水性能はIP67です。

最新のiPhoneXSはIP68と最大等級となります。

ここまでの等級であれば、事実上お風呂で使っても水没しない設計になっています。

 

IPX7以上は水中でも使用可能とされているので、お風呂に誤って落としてしまっても水没はしません。

ではなぜ防水性能があるにも関わらず水没してしまうのでしょうか?

スマホに外的損傷があった場合は防水性能ゼロになる

先ほど紹介した防水性能の等級は新品の場合の等級となります。

もし、画面割れやフレームの変形など外的損傷があると防水性能は限りなくゼロになります。

 

スマホの防水は中の電子部品に防水加工がされている訳ではなく、画面やバックパネルとフレームの隙間を両面テープで止めて水が浸入しないようにしているのです。

水が浸入すれば等級に関わらず水没してしまいます。

 

なので、画面やバックパネルが僅かに割れていたり、フレームが変形していたりするとそこから水が浸入し容易に水没してしまいます。

本当に僅かな隙間でもあれば水没してしまいます。

しかも、直接水没させなくてもお風呂場の多湿環境により、水蒸気で水没する可能性もあります。

 

損傷が確認できた時点でお風呂で使用するのは控えましょう。

万が一、スマホが水没して使えなくなった場合の対処法は以前記事にしているので、そちらをご覧下さい!

修理屋が教える!スマホが水没して電源が入らない時の対処法!
これから夏本番を迎え、海やプールに行く機会が増えていくと思います。 そこで心配なのがスマホ(iPhoneやAndroid)の水没です。 私は修理屋で働いていますが、毎年夏になると水没修理の件数が跳ね上がります。 そ...

 

では、お風呂で安全に使用するにはどうすればいいのでしょうか?

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防水ケースに必ず入れる

本当の事を言えば、お風呂で使用しないのがベストです。

 

お風呂なんて精々20分ぐらいしか入っていないと思うので、その間だけでもスマホを我慢するのが良いのですが、お風呂でゆっくりYoutubeやゲーム、お風呂に入りながらでも誰かと繋がっていたい人はしっかり防水ケースに入れましょう!

Amazonで1,000円~2,000円と安く買えるので、壊した時のことを考えると安いもんです。

防水ケースを使用する時の注意としてはしっかりケースに水が入らないようにチャックを閉めてから入って下さい!

たま~に防水ケースのチャックを閉め忘れて、そのまま水没したって言う人がいます…

そんなアホなことで水没しては非常に残念なので、水場に行く前にしっかり確認をしましょう!

スマホをお風呂場で使用する時、絶対にやってはいけないこと

それは充電です。

充電口が濡れているとショートを起こし、水没ではなく本体の基板が破損する可能性があります。

 

お風呂場には基本コンセントが無いので、大丈夫だとは思いますがモバイルバッテリーなどからもダメです。

 

そして、お風呂からあがり充電口が濡れている状態で充電するのもダメです。

充電口が濡れていた場合はしっかり水分を拭き取り乾くまで待って下さい。

これは防水であろうがなかろうが同じことです。

水場での充電は厳禁です!

スマホが水没してしまった時に備えて保険には入っておきましょう

スマライフでは過去にモバイル保険について記事を書いています。

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水没をしていざ修理に持ち込むと高額な修理費用を請求されることがあります。

水没の処置だけならまだしも画面が破損していたり、その他パーツの交換をしなければならないとなると修理費用は高額になります。

私が担当した水没の修理でも復旧にかかるコストは1~2万円が相場です。

 

モバイル保険に加入すると月額700円で1台の端末を年間10万円まで保証されます。

さらに+2台端末を副端末として登録でき、そちらは年間3万円まで保証されるサービスとなります。

なので、水没した場合に発生した料金をこのモバイル保険でカバーすることが可能です。

 

しかも、修理不可だった場合でも最大25000円を補償してくれます。
(端末の購入金額によって補償金額は上下します。)

私も入っていますが、やはり安心感が違います。

~月額700円で年間10万円まで端末を保証~

 

保険に加入しているからといって、お風呂でスマホを常習的に使うことはおススメしません!

万が一、水没して修理が出来なかった場合データが全て無くなってしまいます。

保険ではデータは戻って来ません。

 

お風呂に入っている時ぐらいスマホから離れてしっかり体を休めてあげましょう。

もし使うのであればしっかり防水ケースに入れて、水を浸入させないように努力することが故障に繋がるリスクを下げます。

電子機器の弱点はですので、それを理解した上でスマホを使いましょう!

✔スマライフのYoutubeチャンネルでもスマホの防水性能についてボヤいています。

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