スマホのバッテリーの寿命や駆動時間を延ばすために試行錯誤されてる方は多いと思います。
でも、結局バッテリーの消耗が早くなってしまった経験はありませんか?
ネットに様々なスマホのバッテリーに関する情報が飛び交っています。
どれが正しくてどれが間違っているかが分からなくなってしまった方のために、今回は「スマホのバッテリー劣化の原因と寿命を伸ばす方法」についてご紹介!
充電しながらの使用はバッテリーを劣化させる?
これはよく言われることですね。
実際の所どうなのでしょうか?
これは以前記事にも書いたようにバッテリーの環境的にはよろしくありません。
バッテリーを充電しながら使用すると絶えず充放電が繰り返されます。
充放電が繰り返されるとサイクル劣化に繋がり、バッテリーの寿命を極端に短くしてしまいます。
さらに充電しながらの使用は端末が熱を持つため、熱による劣化の促進に繋がります。
「充電しながらの使用でもバッテリーには影響はない!」
という記事をたまに見かけますが、これは信用しないようにしましょう!
バッテリー監視アプリはバッテリーの寿命・駆動時間を延ばす?
バッテリー監視アプリの使用はバッテリーの寿命や駆動時間にはほとんど影響しません。
本体に備わっている低電力モードなどを使用すると駆動時間は伸びますが、これも寿命には影響しません。
バッテリーの寿命は充放電回数で決まるので、駆動時間が延びる=バッテリーの寿命が延びるには結びつきにくいです。
1日1回の充電から2日1回の充電まで駆動時間を延ばせたら寿命は伸びますが、そこまで高性能なアプリや機能は存在しません。
バッテリー監視アプリに関しては監視アプリが常に裏で動き続けるため、逆効果となる可能性もあります。
アプリの謳い文句に騙されないようにしましょう!
純正以外の充電器、コンセント以外からの充電はバッテリー寿命を縮める?
これは半分正しい、半分間違いです。
充電器も純正以外から様々な充電器が発売されていますが、ほとんどの充電器は電気回路がしっかりと開発されているため安心して使用して良いです。
しかし、100円ショップ等で発売されている格安の充電器は内部の制御回路に難があるものもあるので、おススメはしません。
純正の以外を使用するなら、しっかりフィードバックレビューがある商品を買いましょう!
そして、コンセント以外からの充電は極力避けた方がいいです。
特に不安定なバッテリーからの電力供給は端末の破損に繋がります。
車のシガーソケットもカーバッテリーから電力を供給しています。
カーバッテリーは基本的に車の電気系統類を稼働させるために使用され、劣化したりしていると予期せぬ電気的なトラブルに巻き込まれる可能性があります。
コンセント以外からの充電はモバイルバッテリーが1番最適です。
バッテリーが劣化しても端末のパフォーマンスは下がらない?
バッテリーが劣化すると駆動時間が短くなるだけでパフォーマンスは下がらないと思う方も多いと思いますが、パフォーマンスは下がります。
・スピーカーの最大音量が下がる
・バックライトが暗くなる
・カメラが起動できなくなる
・端末の急な再起動やシャットダウンが増える
など端末の各制御チップに正しく電力が供給されないことでOS(ソフトウェア)が動作を抑制してしまいます。
「最近端末の動作が変だな。。。」
と感じたらバッテリーの劣化を疑いましょう。
最悪の場合、全く起動しなくなる恐れもあるため、早めにバックアップを取って機種変更またはバッテリーの交換をおススメします!
バッテリーは使い切ってから充電した方が良い?
「バッテリーはなるべく使い切ってから充電した方が良い!」
と一度は耳にしたことがあると思います。
しかし、近年バッテリーの性能とスマホの性能が上がってきているため完全に使い切ってから充電してもしなくてもバッテリーの劣化に大きな差は出ません。
例えば、AppleのiPhoneのバッテリーは合計100%消費すると充電回数を1回とカウントします。
充電器に差した回数ではなく消費したパーセンテージで決定されるのです。
充放電を多く繰り返してもなるべく性能を保てるバッテリーが近年のスマホには搭載されています。
しかし、使用しながらの充電は過度な充放電を繰り返すため、控えた方が良いでしょう!
以上、スマホのバッテリーに関する誤った情報と正しい知識をご紹介しました。
また、間違った情報を確認しましたら記事にします!