【比較】スマホのガラスフィルムとコーティングどっちが強い?

ガラスフィルム・コーティング

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本日は「ガラスフィルムとガラスコーティングはどちらが強いのか?」について検証していきたいと思います。

当初、車や航空機にしか使用されなかったガラスコーティングですがスマホが普及してそのガラス面に施工することが増えてきました。

しかし、実際に「割れやすいのではないか?」「傷はつきやすい?」などなどガラスフィルムと比べて強度が弱いのではないか?と疑問視されています。

なので、今回はガラスフィルム・ガラスコーティング・何も施工していない3台のiPhone6を実際に落下させて割れるまでどれが強いのかを検証していきます。

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ガラスフィルムとガラスコーティングについて

まず、最初にガラスフィルムとガラスコーティングの違いについて見ていきましょう。

ガラスフィルムのメリット・デメリット

ガラスフィルムは一般的に浸透しており、スマホを買って画面を割りたくない人がよく貼っていくフィルムです。


上の画像のように各機種に合わせて多数商品が存在します。(今回検証で使用したガラスフィルムです。)

基本硬度は9Hが多く、ガラスフィルムにも液晶部分をメインに覆ったフィルムとフルラウンドタイプと呼ばれる全面を覆ったものが存在します。

 

メリットは傷がついたり割れたりすると何度でも張り替えることが可能で、値段も比較的安く購入出来ます。

デメリットは貼るのが少し難しく、気泡が入ったりゴミは入ると見た目が汚くなります。

そして、画面の触り心地は何も貼っていない時に比べて落ちますのでフリックを多用したゲームをする方に不向きな場合もあります。

〇ガラスフィルムのメリット
・何度でも張り替え可能
・値段が安い
〇ガラスフィルムのデメリット
・貼り方によっては見た目が汚くなる
・画面の触り心地が変わる
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ガラスコーティングのメリット・デメリット

対してガラスコーティングはガラスフィルムと違い施工しているかどうかを見た目で判断出来ません。

こちらも上の画像のように様々な商品が存在します。(今回検証で使用したコーティング剤です。)

硬度はガラスフィルムがと同じく9Hの物が多いです。

 

ガラスコーティングはフィルムを貼っている感じが嫌な方や画面の滑り心地を元の画面のまま変えたくない人におススメです。

最近のスマホによくある画面が湾曲しているエッジタイプのスマホ(Galaxyシリーズに多い)にはガラスフィルムでエッジの部分まで覆うことが出来ないので(覆えるタイプもあるがかなり少ない)、こういったエッジタイプのスマホを持っている方にガラスコーティングは人気です。

あと、背面がガラスのスマホ(iPhoneだとiPhone8以降)も全てを覆えるガラスフィルムがあまり存在しないため、そういったスマホを持っている方にも人気です。

 

しかし、ガラスコーティングは傷や割れが発生するとコーティング剤が画面と密着しているので、割れる時は一緒に割れてしまいます。剥がして塗りなおしも出来ません。

そして、ガラスフィルムに比べて一度の施工の値段が高価です。しかし、一度施工すると数ヶ月~1,2年は持つので耐久力年数はフィルムより長いです。

〇ガラスコーテイングのメリット
・画面の滑り心地や見た目が変わらない
・エッジタイプなどのフィルムでカバーできない所も保護出来る。
〇ガラスフィルムのデメリット
・一度施工すると剥がして塗りなおしが出来ない。
・値段がやや高価
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ガラスフィルム・コーティングの硬度9Hとは?

実験・検証に移る前にガラスフィルムやコーティングでよく言われる硬度9Hとはいったい何なのでしょうか?

「H」といえば皆さんお馴染みの鉛筆でも使用されている記号ですよね。

この「H」という単位は別名「引っかき硬度」とも呼ばれています。

鉛筆の硬さを示す単位でこれがガラスフィルムやコーティングの硬度の単位としても使用されています。

 

実際に9Hという硬さはナイフの刃より少し柔らいぐらいの硬さとなります。

なので硬度が9Hでもナイフと同等ぐらいの硬さ、例えば鍵やその他鋭利なものと一緒に入れていると容易に傷がついてしまいます。

 

その上の10Hというガラスコーティング剤も世には売られていますが、9Hが今あるガラスコーティング剤(液体溶剤のみ)では限界になるので、10Hのガラスコーティングは名ばかり商品の可能性が高いです。

硬度9Hがガラスフィルム・コーティングで最も一般的です。

実際にフィルムとコーティングの2つで落下実験を行ってみた

では、実際に落下実験を行っていきましょう。

〇実験条件
・ガラスフィルム・コーティング・無いも貼っていない状態のiPhone6を3台用意
・鉄球落下やカッターで引っ掻く行為は日常生活で無いため、実際に砂利に落として検証。
・落とす高さは50cm,1m,1.5m,2mと50cmごとに上げる。
・割れた時点で実験終了。

この条件下で実験を行います。

 

文字で見るのが面倒な方はスマライフの公式Youtubeチャンネルに今回の落下実験の動画を上げているのでそちらをご視聴頂ければと思います。

まずはガラスフィルム・コーティングを施工

実験を行う前に2台のiPhone6にガラスフィルムとコーティングを施工していきます。

ガラスコーティングは重ね塗りをすると強度が上がる為、3回重ね塗りをしました。

 

左がガラスフィルム・真ん中がガラスコーティング・右が何も施工していない状態のiPhone6です。

ここから砂利に落下させていきます。

50cmの高さから落下

まずは50cmの高さから落下させていきます。

50cmの高さからでは全てのiPhoneが無事でした。

コーティングと何も無しのiPhoneは傷は少しつき、ガラスフィルムを貼ったiPhoneはフィルム右上が割れてしまいましたが画面は無事です。

1mの高さから落下

1mの高さから落下させても全てのiPhoneは無事でした。

ガラスフィルムの割れは酷くなりましたが、フィルムの下は無事でした。

 

施工していないiPhoneとガラスコーティングをしたiPhoneは傷の入り方が少し酷くなりました。

画像はガラスコーティングをしたiPhoneになりますが所々に傷が入っています。

1.5mの高さから落下

1.5mから落下させると何も施工していないiPhoneは割れてしまいました。

しかし、ガラスフィルム・コーティングをしたiPhoneはまだ無事でした。

 

ここで何も施工していないiPhoneはリタイアとなります。

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2mの高さから落下

2mの高さから落とすとガラスフィルムを貼ったiPhoneはガラスフィルムで覆われていない端から割れてしまいました。

ちなみに左下も割れています。

ガラスコーティングをしたiPhoneも左下が割れてしまいました。

ただ、割れ方はガラスフィルムよりマシでした。

 

やはり端までコーテイングをしたことが功を奏したのでしょうか。

ただ、傷の入り方は酷く画面の液晶部分が傷だらけになっています。

2.5mの高さから落下(コーティングしたiPhoneのみ)

コーティングしたiPhoneのみ2.5mの高さから落下させてみました。

2.5mから落下させると上が割れてしまいましたが、それでも割れ方はそこまで酷くならなかったです。

落下実験を終えて分かったこと

ガラスフィルム・コーティングを施工したiPhoneは何も貼っていない状態のiPhoneよりは耐久度が確実に上がっています。

ガラスフィルムとコーティングではコーティングの方が強度は高くなっています。
(恐らく端までしっかりコーテイングした為、端からの力に強くなった)

 

しかし、傷のつきやすさはコーティングと何も施工していないiPhoneとでは殆ど変わらなかったです。

一方ガラスフィルムはフィルムを剥がせばその下は何も傷がついておらず綺麗な状態でした。

 

ガラスフィルムは傷がつけば剥がして新しい物に貼り替えられますが、コーティングの場合は貼り替えが出来ないため一度傷がつくとそのまま使用するしかありません。

なので傷がつくのが嫌な人はガラスフィルム、多少の傷がついてもフィルムの貼っている感が嫌で画面の滑り心地を失いたくなく、かつ強度を上げたい方はコーティングがおススメです。

まとめ

如何でしたでしょうか。

ガラスフィルムとコーティングは一長一短でどちらにもメリット・デメリットがあります。

ガラスコーティングも市販の物では無く、しっかり専門業者にしか手に入らない専用のコーティング剤だと効果(耐久力)は違ってきたかもしれませんが、本体画面に傷が付くのが嫌な方はガラスフィルムの方が良いです。

 

是非、今回の記事を参考にガラスフィルム・コーティングをお選び頂ければと思います。

*今回した実験は端末の状態や衝撃が加わる条件によって変わるのであくまで参考程度とお考え下さい。